タコスケが、知った風な口をきくブログあるいは頭の悪さを露呈してみるブログ


by takosuke-21
 つまらないとは言わないけれど・・・。
 面白くないとも言わないけれど・・・。

 僕が持った印象を一言で表すと「同人作品」。なんつーか、プロの脚本じゃねーよ。

 今回の敵役(?)になるのは真矢みき扮する沖田管理官。所轄の刑事は補充がきくから怪我をしようが死んでしまおうがかまわない、窃盗も婦女暴行も所轄でおきた事件はすべてどうでもいい、むしろ捜査なんかしなければいいと言い切り、目の前にある殺人事件のみに没頭します。結果的にほとんどの手がかりを見逃してしまう、湾岸署史上最悪の管理官なわけなのですが、彼女に全くもってパーソナリティーが感じられないのです。どうしてそこまで所轄の刑事の人権を(さらには事件に巻き込まれた一般市民の人権も)無視できるのか。どうして女性でありながら婦女暴行なんかどうでもいいと言えてしまうのか。そういった彼女なりの信念について説明がないため、ただ単に差別と偏見と出世欲に満ちた女にしか見えないわけで、類型的な憎まれ役でしかない。すると、思うことはただひとつ。なんで今更こんな管理官を出してきたのさ。
 今まで散々こんな話はやってきたわけじゃないですか。5年たってもまだ同じことやるのかよ、と。所轄万歳、現場万歳はわかった。もっと新しいものを見せてくれよ。
 じゃ、ストーリー展開はどうかというと、事件の背景についてもいまいち説得力に欠けるし、犯人像を割り出す過程もダメすぎ。二つの殺人現場にあった共通の遺留品を見逃すってのは、いったいどういうことなんでしょう。気づくだろ、洋梨なんか置いてあったら。リーダーのいる組織はリーダーのいない組織に勝てない、ってのもよくわからん。あいつら5人しかいないのに右手のやってることを左手が知らなかったじゃないですか。警察と変わんねぇじゃねーか。っつーか、遺留品に隠したメッセージがあんな駄洒落じゃ、そりゃお前らリストラされるわな(笑)

 終始こんなお話ですから、青島君をはじめ湾岸署の面々が犯人よりも署長の不倫相手の方が気になっている、ってのはよくわかります。

 ドラマ、スペシャル版、映画という積み重ねの中で培ってきたキャラクター性とネタでもってます、この作品。一見さんお断り。湾岸署に新設された自動販売機や相変わらず缶コーヒーを開けられない和久さんを見て喜びましょう(笑) ついでに言うとそういうのを前面に押し出しすぎてお洒落じゃない。話題になっていたから、なんて理由で観たらひどい目にあいますぜ。

 それとも、アレか? もっと違う楽しみ方があるのか? 僕が気づいてないだけなのか?
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# by takosuke-21 | 2003-07-24 00:00 | 映画(ネタバレ含)
 第75回アカデミー賞作品賞受賞の「シカゴ」です。「チョコレート」は観てないんですけど、「グラデュエーター」といい「ビューティフルマインド」といい、アレな作品が続いているので、僕の中ではアカデミー賞作品賞の価値というのはゼロに等しく、しかもミュージカル自体好きではないので、実はイヤイヤ観に行ったのですが(笑)、結構楽しめました。
 音楽ってすごいなぁ、って思います。森羅万象、ありとあらゆることが歌と踊りで表現できそうです。トイレで気張ってる様子とか、電車で爆睡してとなりに寄りかかっては押し戻されるおっさんとか。そういえば某殺人教団の教祖(本名松本智津夫)も歌で身の潔白を主張していましたね。
 それはともかく、なんで僕がミュージカルが嫌いかと言うと、ありきたりな理由なんですが、突然歌って踊り出す、あの不自然さが嫌いなんです。どうですか、初対面の人に名前を聞いただけで、そこら中駆け回って歌いながら自己紹介されたら。僕は途中で家へ帰ります。
 ところがどっこい、そんな僕に「シカゴ」は最高の気遣いをみせてくれました。歌って踊る場面の前に、どこからともなく現れたバンドマスターみたいな人が「次のナンバーは~」とアナウンスし、それまでのセットではなく、きらびやかなステージで歌って踊るのです。
 これは目からウロコでした。どういうわけだか全然不自然に見えないのです。これはたぶん、突然歌い出す不自然さを上回るアナウンスとステージを引っ張り出すことで、歌と踊りを「不自然」ではなく「非現実(もしくは主人公の妄想)」にまでもっていき、「現実」であるセットと交互に見せることで二つを融合させるという手法なのでしょう。いや、監督は「ちがうよ」って言うかもしれませんが(笑) 言われてもいいです、僕がそう決めたのです。これはそういう映画です。
 そういうわけで、僕と同じ理由でミュージカルが嫌いな人のためのミュージカルかも知れません。歌うリチャード・ギアを観てみたい、とか、ビバ網タイツ、とか、ガーターストッキング大好き! って方もどうぞ。
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# by takosuke-21 | 2003-04-30 00:00 | 映画(ネタバレ含)
 ジェット・リー主演のアクション映画。「ロミオマストダイ」「DENGEKI」と併せて「ヒップホップカンフー三部作」と言うらしいです。
 前もって「劇場ガラガラ」情報を耳にしていただけに、不安を抱えながら向かったいつもの映画館。案の定ガラガラでした。嫁の親戚の方が多そうです。
 で、内容の方はどうかと言いますと。
 意外と丁寧に作られてました。殺陣も、カーチェイスも、爆発もそつなくこなしたアクション映画でした。つまり可もなく不可もなく、ってことで。
 ・・・。まあ、あえて可な点を挙げると、カメラワーク、ですかね。カーチェイスって逃げて、追っかけて、衝突して爆発して、ってのがだらだらと続く物が多いんですが、この作品のは格好良く見えました。
 可を挙げたから不可も挙げますか。肝心の黒い石の正体が・・・安っぽいっていうか・・・予想通りっていうか・・・科学的にそれはどうなのかっていう点はともかく・・・意外性がないんですよ。そう、この映画に足りないのは意外性。教科書通りのアクション映画でした。
 と、監督も思ったのか、なんと話の流れとは関係ないエンディングが待ち受けていました。ここが一番面白かったです(笑)
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# by takosuke-21 | 2003-04-08 00:00 | 映画(ネタバレ含)
 指輪物語以来、僕の中にファンタジーブームが再来しました。小学校以来でしょうか? そういうわけで、小学校来の友人が遊びに来たので一緒に「ダンジョン&ドラゴン」を見ました。
 内容はまぁ、他愛のない話で、世に平等をもたらそうとする若き女王様と、女王失脚を狙う宰相と、その権力争いに巻き込まれてしまった盗賊のお話です。ツッコミどころ満載なストーリー(というか破綻している)なので、テレビと漫才をしたい方は是非ご覧下さい。
 ただ、言いたいことが一つ。いやキリがないので一つだけ。
 この作品、どうにも「スターウォーズ」と「インディ・ジョーンズ」を意識していまして、迷宮の作りとか、街に人間から妙な頭をした種族まで雑多に生活しているところとか、「ダースベーダーのテーマ」っぽい曲を使っていたりなど、あらゆる面からそれが伺えます。実際そうみたいです。それはそれでいいんですが、だったらなんで「D&D」を名乗ってるんでしょう、この作品。「D&D」って基本的に舞台設定は中世ヨーロッパのはずなのに、みんな80年代B級SF的衣装を着てるんですよ。例えば・・・宇宙刑事シリーズの悪役みたいな(笑) 言いたいことは伝わったでしょうか。あんな感じの衣装です。惜しいことに舞台セットとか小道具や装飾品など大変凝ってらっしゃるのですが、これも惜しいことに凝り方間違えてるゾ、と。それとエルフとドワーフと名の付く生物を出してるだけでファンタジーを名乗るんじゃねぇぞ、と。
 まあ、推測しますに、「D&D」というRPGが「スターウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」に少なからず影響を与えているようで、これは世間に好印象を与える材料になるぞ、と。ただ、知名度としてはあちらの方が遙かに上である訳で、『「スターウォーズ」と「インディ・ジョーンズ」のルーツ』であることを証明しようとして逆に「スターウォーズ」と「インディ・ジョーンズ」をルーツにした作品になってしまったのではないでしょうか。
 ってことで「コナンシリーズ(ちびっこ探偵じゃないですよ)」のような世界を期待していると、ものすごいカウンターパンチを食らいます。気をつけましょう。
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# by takosuke-21 | 2002-05-19 00:00 | 映画(ネタバレ含)
 先日「クイーンコング」という映画を見ました。駅前のTUTAYAに、新作でありながら1枚しか置かれていなかったDVD。70年代、リメイク版「キングコング」と同時期に製作された映画です。監督やら俳優やらは覚えていません。覚えてもしょうがないし。まあ、一応調べたんで書きますと、監督はフランク・アグラマ、主演にロビン・アスクイズとルーラ・レンスカ。
 わたしゃそんなことよりも去年日本で上映されたのが世界初公開というところに惹かれました。25年近く前の作品なのにです。
 ジャケットの売り文句によると・・・
 1976年、イタリア出身のハリウッド屈指の国際的大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティス(「U-571」「ハンニバル」)はパラマウント社と共同で映画史に残る名作「キング・コング」のリメイクを製作すると発表した。だが、そのとき同時にユニバーサル社も同じ企画を準備していたことから裁判沙汰となり、結局ユニバーサル側が破れ、ラウレンティス版の公開から18カ月後でないと公開できないという判決が下ってユニバーサルの企画は流れた。こうしたトラブルは世界中のプロデューサーを刺激し、世界各国で便乗企画が進められたが、ラウレンティスはそれらにも過敏に反応し、あらゆる手段を使って次々と類似作の製作を中止させた。だが、ラウレンティスが「決して、陽の目を見させはしない!」と最も怒り、完成を恐れたイタリアとイギリスの資本によるある作品だけは製作を続け、そして完成していた。それが「クイーン・コング」だった。作品は完成したものの映画業界のドン”ラウレンティスは、強大な圧力をかけその作品を映画史から抹殺しようとした。それは、なぜか・・・?

実は、その映画は本家より断然面白かったのだ。

 ・・・・ホントかよ?
 というわけで、真偽を確かめるべく見てみました。
 女流映画監督がアフリカのある島で冒険映画を撮影するべく、どこの馬の骨とも知れぬ男を主演俳優にしたてて撮影地に出発。その島で妙に文明づいた原住民がアヤシげな儀式の準備をしているところに遭遇、彼らに男を生け贄に捧げるよう求められ、一度は逃走するものの、結局男はさらわれてしまいます。哀れ生け贄にされてしまった男。張りぼてのケーキの中に閉じこめられた彼の前にそびえる巨大な門を抜けて現れたのは・・・。「ぜひ見たい」と思った奇特な方のためにこの続きは書かずにおきます。
 話の展開は元祖とさほど変わりはありません。コングがレイを連れて(握って)住処に帰る途中にティラノサウルスと戦ったり、住処でプテラノドンと戦ったりというのも元祖と変わっていません。でも、元祖がモノクロながら見事な特撮技術をみせていたのに対し、本作品はかなりなげやりです。やばいです。日本で作った予告編のほうが金かかってそうです。ニセモノを本物に近づけよう、という努力は少しも見られません。恐竜はあからさまに気ぐるみです。多分わざとでしょう。
 見所はやはり、このなげやりな特撮と、コングのいやに可憐な瞳でしょうか。ジャケットにあった「オシャレな女の子必見です」という、乙葉のよく分からないコメントが、「的はずれだ」と責める気にならない不思議な作品でした。いや、実際のところ乙葉も困ったろうさ。こんな映画見させられてコメントしろって言われても。
 断っておきますが、この映画は「キングコング」のリメイクではありません。パロディーです。ですので引用文にある裁判でも「公開しても良い」という判決が出ました。でもやっぱり闇に葬られてしまいました。当然だろ。
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# by takosuke-21 | 2002-02-21 00:00 | 映画(ネタバレ含)