タコスケが、知った風な口をきくブログあるいは頭の悪さを露呈してみるブログ


by takosuke-21

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 先日「クイーンコング」という映画を見ました。駅前のTUTAYAに、新作でありながら1枚しか置かれていなかったDVD。70年代、リメイク版「キングコング」と同時期に製作された映画です。監督やら俳優やらは覚えていません。覚えてもしょうがないし。まあ、一応調べたんで書きますと、監督はフランク・アグラマ、主演にロビン・アスクイズとルーラ・レンスカ。
 わたしゃそんなことよりも去年日本で上映されたのが世界初公開というところに惹かれました。25年近く前の作品なのにです。
 ジャケットの売り文句によると・・・
 1976年、イタリア出身のハリウッド屈指の国際的大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティス(「U-571」「ハンニバル」)はパラマウント社と共同で映画史に残る名作「キング・コング」のリメイクを製作すると発表した。だが、そのとき同時にユニバーサル社も同じ企画を準備していたことから裁判沙汰となり、結局ユニバーサル側が破れ、ラウレンティス版の公開から18カ月後でないと公開できないという判決が下ってユニバーサルの企画は流れた。こうしたトラブルは世界中のプロデューサーを刺激し、世界各国で便乗企画が進められたが、ラウレンティスはそれらにも過敏に反応し、あらゆる手段を使って次々と類似作の製作を中止させた。だが、ラウレンティスが「決して、陽の目を見させはしない!」と最も怒り、完成を恐れたイタリアとイギリスの資本によるある作品だけは製作を続け、そして完成していた。それが「クイーン・コング」だった。作品は完成したものの映画業界のドン”ラウレンティスは、強大な圧力をかけその作品を映画史から抹殺しようとした。それは、なぜか・・・?

実は、その映画は本家より断然面白かったのだ。

 ・・・・ホントかよ?
 というわけで、真偽を確かめるべく見てみました。
 女流映画監督がアフリカのある島で冒険映画を撮影するべく、どこの馬の骨とも知れぬ男を主演俳優にしたてて撮影地に出発。その島で妙に文明づいた原住民がアヤシげな儀式の準備をしているところに遭遇、彼らに男を生け贄に捧げるよう求められ、一度は逃走するものの、結局男はさらわれてしまいます。哀れ生け贄にされてしまった男。張りぼてのケーキの中に閉じこめられた彼の前にそびえる巨大な門を抜けて現れたのは・・・。「ぜひ見たい」と思った奇特な方のためにこの続きは書かずにおきます。
 話の展開は元祖とさほど変わりはありません。コングがレイを連れて(握って)住処に帰る途中にティラノサウルスと戦ったり、住処でプテラノドンと戦ったりというのも元祖と変わっていません。でも、元祖がモノクロながら見事な特撮技術をみせていたのに対し、本作品はかなりなげやりです。やばいです。日本で作った予告編のほうが金かかってそうです。ニセモノを本物に近づけよう、という努力は少しも見られません。恐竜はあからさまに気ぐるみです。多分わざとでしょう。
 見所はやはり、このなげやりな特撮と、コングのいやに可憐な瞳でしょうか。ジャケットにあった「オシャレな女の子必見です」という、乙葉のよく分からないコメントが、「的はずれだ」と責める気にならない不思議な作品でした。いや、実際のところ乙葉も困ったろうさ。こんな映画見させられてコメントしろって言われても。
 断っておきますが、この映画は「キングコング」のリメイクではありません。パロディーです。ですので引用文にある裁判でも「公開しても良い」という判決が出ました。でもやっぱり闇に葬られてしまいました。当然だろ。
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by takosuke-21 | 2002-02-21 00:00 | 映画(ネタバレ含)